二年も先のことを、もう準備するのかと言う人も居るかもしれないが、良い作品を生み出すには、最低でも二年はかけなければ不可能だと言いたい。

構想を含めるならばもっと時間が必要。
もちろん、人望に恵まれ、資金も潤沢、己の才能も知性も、先見の明も冴え渡っている人ならば話は別だ。

すぐにでも公演を打ち、尚且つ、それが素晴らしい作品であるかもしれない。

だが、残念ながら私はそうではない。

早め早めにと準備を始めなければ、どんどん時代に追いつかれてしまって、公演が打てる間際には、遂に時代に追い越されてしまう。

そうなったらお終いだ。

創り出した作品が世に出る時に、その作品自体が現代と未来を映し出していなければ、公演として発表する意味は無いのではないではないか、という強迫観念が私に必要以上の焦りを与えているのかもしれない。

もちろん、2年先にはいったいどのような世界になっているのか、私にも正確にはわからない。

しかし、それを予測し、世に必要とされる作品を創り出していくのが演劇人の仕事だと思っている。演劇はその想像力によって作られ、さらに観客の想像力も加わり、内面から社会と世界に変革をもたらす役割を担っているのだと私は思っている。これは、常に社会と世界に向き合い、戦ってきた先の演劇人達も同じことを考えていたのではないだろうか。

私がその偉大な先人達の仲間入りができるなどとは到底思っていないのだが、私も私なりに戦ってみたい。

しばらくはこのホームページも私のぼやき日誌と化すかもしれないのだが、協力してくれる仲間達のプロフィールは随時更新していくので、是非とも度々チェックして戴きたい。
彼らの公演情報もそれぞれに載せていくつもりだ。

 

 

 

TheterCompany 白鯨社 主宰 本郷啓樹